ものづくり・レーザー加工 / 購入判断
透明アクリルを切るなら?xTool S1とP2Sの選び方
透明なパネルを作りたくて、レーザー加工機を探している。
S1とP2Sで迷ったら、価格より先に「その板を切れるか」を確かめます。
透明アクリルの切断ならP2Sが候補。木材が中心ならS1、数個なら外注も比べられます。

まず、あなたの結論から。
用途と負担をもとにしたNoverunaの判断です。人気順ではありません。
- 買う
- 透明アクリルの板部品を繰り返し作り、材質・厚さ・加工範囲が合い、設置と排気も用意できるならP2Sを検討します。木材中心ならS1も候補です。
- 外注する
- 最初の数個で形を確かめたい、設置が難しい、加工の監視や保守に時間を割けない場合です。
- 代替を使う
- 規格サイズの透明板や既製ケースで足りるなら、切断済み部材や追加工を比べます。
- 待つ
- 素材や寸法が未定、排気先が決まらない、総額が予算内か分からない場合です。
素材と作業を、先に一つ決める
同じ「透明な板」でも、アクリルと別の樹脂では加工条件が変わります。透明に見えるから使える、と判断しないでください。材料の品名、材質、厚さ、色が分かる状態から選びます。
次に、板の輪郭を切り抜くのか、表面に文字や模様を入れるのかを分けます。彫刻の作例があっても、その機械で目的の板を切断できる根拠にはなりません。
たとえば、透明アクリルの前面板に四角い窓を切り抜きたいなら、「透明アクリル・厚さ・外形寸法・窓の形」が相談の出発点になります。機種名だけを先に決めるより、メーカーや外注先に具体的な可否を聞けます。

出典・確認先:xTool:S1 Yellowed or Blackened Cuts、xTool:S1安全ガイド。確認日:2026-10-06。
S1は木材中心、P2Sは透明アクリルも候補
S1はダイオードレーザーの機種です。公式サポートは、透明アクリルなどの透明素材をS1のダイオードレーザーで切断・加工する用途に適さないとしています。透明アクリルを切るために、出力を上げれば解決するという選び方はしません。
木材や、対応が確認できた不透明なアクリルの板部品を繰り返し作るなら、S1を比較する意味があります。ただし、「黒ければ必ず切れる」「アクリルなら全部同じ」とは考えず、材料の種類と厚さを照合します。
P2Sは55WのCO₂レーザーです。日本公式の製品ページは透明アクリルを対応素材として案内しています。透明なパネルを切り出す用途では、S1より先に比較したい候補です。
一方、P2Sなら何でも切れるわけではありません。同じ公式ページでも金属やガラスの切断はできないとしています。板の種類、加工する大きさ、仕上がりの条件をそろえて検討します。
選び分けは、次のようになります。
- 透明アクリルを切断:P2SなどのCO₂機、または対応する外注先
- 木材や対応する不透明素材が中心:S1の出力別構成と必要な付属品を比較
- 金属板の切断が目的:この2機種を安易に候補にせず、対応する加工方法を再検討
出典・確認先:xTool:S1 Yellowed or Blackened Cuts、xTool日本公式:P2S 55W CO₂レーザー加工機。確認日:2026-10-06。
価格は、使えるセットの総額で比べる
2026年10月6日に日本公式の商品ページを確認したところ、S1の「基本キット」欄に255,000円、P2Sの本体欄に516,600円の表示がありました。
これは、そのページのパッケージ欄で確認した参考表示です。S1は20Wと40Wを選ぶ構成があり、今回の取得では表示額と選択出力の対応を確定できていません。両ページとも税込・税抜の表示欄があるため、金額に適用される税区分、割引条件、注文時の総額をここでは断定しません。
この2つの数字だけを引き算して、購入費用の差とは考えないようにします。透明アクリルが目的なら、安い方を買っても用途に合わない可能性があります。
見積もりは、本体と同梱品、排気と設置、材料と運用、納期と返品条件に分けます。エアアシスト、作業台、排気用品などは選ぶセットの内容を見て、足りない物だけを加えます。同梱品を二重に買わないことも確認点です。

自分で確認する総額は、本体・必要な追加品・設置・材料・消耗品・配送等の合計です。これとは別に、データの準備、加工中の監視、清掃や保守の時間も見込みます。回収できる個数は、加工内容と見積もりが決まるまで分かりません。
出典・確認先:xTool日本公式:S1製品ページ、xTool日本公式:P2S 55W CO₂レーザー加工機。確認日:2026-10-06。
設置できなければ、購入を急がない
本体が机に載るだけでは、使用する準備は終わりません。ふたを開ける場所、材料の出し入れ、排気経路、清掃や保守に使う空間まで考えます。集合住宅などでは、煙や臭気が周囲に影響しないかも確認します。
S1とP2Sの安全ガイドはいずれも、加工中に機械を放置しないことや、切りくず・残留物の清掃を求めています。密閉型という紹介や検知機能の有無だけで、無人運転できるとは判断しないでください。
PVCや材質不明の板は加工しません。安全カバーや検知機構を外さず、購入する構成の公式マニュアルに従います。排気や監視の条件を用意できない場合は、外注へ切り替える方が現実的です。
出典・確認先:xTool:S1安全ガイド、xTool:P2S安全ガイド。確認日:2026-10-06。
数個だけなら、同じ図面で外注を比べる
最初の数個なら、機械を買う前に外注の見積もりを取れます。透明アクリルの種類、厚さ、数量、必要な寸法、穴や彫刻の範囲、希望納期をそろえます。
比較する金額は、加工料だけではありません。材料、データ調整、仕上げ、梱包・送料も含む完成までの金額を聞きます。実際の見積もりがない段階で、「数回作れば元が取れる」とは決められません。
継続して作る物があり、寸法変更のたびに手元で試したいなら、所有の価値を感じやすくなります。今回だけ完成品が欲しいなら、機械の設置と保守を引き受けない選び方もできます。ここはNoverunaの編集判断です。
既製ケース、3Dプリント、外注まで含めた全体の選び方は、関連ガイドで整理しています。
納期と返品条件を確かめてから注文する
P2Sの販売ページには先行予約の表示があり、9月26日以降の注文は10月中旬から順次発送予定と案内されていました。確認日は2026年10月6日です。到着日が確定した表示ではないため、制作の締切があるなら注文前に確認します。
返品の表示にも注意が必要です。商品ページには「14日間の返品ポリシー」とありますが、公式アフターセールスポリシーには30日以内の返品条件や、期間・開封状態によるサービス料が記載されています。
そのため、短い表示だけを見て「無料で試せる」とは考えません。自己都合の返送費用、サービス料の対象、使用回数・梱包の条件など、自分の注文に適用される内容を購入前に販売元へ確認してください。表示が食い違う箇所は確認が済むまで保留できます。
出典・確認先:xTool日本公式:P2S 55W CO₂レーザー加工機、xTool日本公式:アフターセールスポリシー。確認日:2026-10-06。
次にすること
透明アクリルの切断を継続するならP2S、木材や対応する不透明素材を中心に作るならS1を比較します。素材と厚さ、必要なセット、排気、納期、総額がそろったところで購入へ進めます。 まだ形を試したいだけなら、外注や切断済みの部材で十分な場合もあります。条件がそろわないときは、購入を待つ選択を残してください。
よくある質問
S1の40Wなら透明アクリルを切れますか?
透明アクリルの切断を目的にS1を選ばないでください。出力だけで判断せず、素材に対応する方式を選びます。
P2Sを買えば、透明な樹脂は何でも切れますか?
透明な見た目だけでは材質を特定できません。材料の品名と厚さを確認し、公式の対応条件を照合します。材質不明の物を試しに加工しないでください。
価格が安い日に買って、置き場所は後で決めても大丈夫ですか?
排気や作業空間を用意できない場合があります。返品にも条件と費用があるため、設置できることを確認してから購入します。
出典と、まだ分からないこと
公式サイト・公式ストアの公開情報を2026年10月6日に確認しました。価格・在庫・プラン条件は変わります。購入画面の最新条件を優先してください。
未確認(UNKNOWN)
- 未確認なのは、S1の選択出力と掲載額の対応、両機種の注文時の税・割引・送料を含む最終総額、実際の発送・到着日、個別注文に適用される返品条件です。
- また、手持ちの素材での仕上がり、加工速度、騒音、臭気、消耗品の寿命、外注総額、所有費用が外注費を下回る回数は実測・確定していません。
- xTool:S1 Yellowed or Blackened Cuts
S1のダイオードレーザーと透明アクリル等の素材制約。透明アクリル切断のために出力だけで選ばない根拠。 - xTool日本公式:S1製品ページ
基本キット欄の255,000円という参考表示と20W・40Wの構成。表示額と選択出力、税区分、割引適用後の注文総額の対応は未確定。 - xTool日本公式:P2S 55W CO₂レーザー加工機
55W CO₂、透明アクリル対応、金属・ガラス切断不可、本体欄516,600円の参考表示、先行予約・発送予定、商品ページの返品表示。発送予定は到着日を保証しません。 - xTool:S1安全ガイド
加工中の監視、清掃、加工材料などの安全条件。購入する構成の公式マニュアルを優先してください。 - xTool:P2S安全ガイド
加工中の監視、清掃、安全な材料と運用条件。密閉型や検知機能だけで無人運転できるとは扱いません。 - xTool日本公式:アフターセールスポリシー
30日以内の返品条件、期間・開封状態によるサービス料、自己都合の返送費用等。商品ページの14日表記との差があるため、個別注文に適用される条件は販売元への確認が必要。
選ぶ条件・見送る条件と確認手順はNoverunaの編集判断です。試算は前提を置いた計算例であり、販売実績・需要予測・実測結果ではありません。